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認定NPO法人・日本こども支援協会が、4月1日の「April Dream」プロジェクトに参加し、「すべての子どもに、家庭を。」という夢を宣言したプレスリリースです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000051851.html

現状として、親と暮らせない子どもが42,000人おり、そのうち約75%が施設で育ち、里親への委託率は全国平均で約25%にとどまっているというデータが示されています。

また、年間の虐待相談件数は223,691件に上り、週に一度、虐待によって子どもが命を落としており、その半数が1歳未満の赤ちゃんという深刻な実態も提示されています。

データと感情の両面から社会に訴える構成が巧みで、里親制度の課題を広く知らしめる広報としての効果は高いと思います。

特に注目すべきは、「里親になること自体は意外と簡単だが、なった後のトレーニングもサポートもほとんどない」という代表理事の言葉です。

里親の「入口」だけでなく「その後の孤独」に焦点を当てている点は、制度の実態を正確に捉えています。

里親になった後が最も孤独な時間であり、夜中に泣き続ける子どもを抱えながら「自分だけがこんなに辛いのか」と感じている里親が今この瞬間もいるという指摘は、制度の普及と同時に継続支援の充実がいかに重要かを示しています。

42,000人という数字をゴールとして掲げ、「その日が来たら活動を終わらせる」という宣言は、団体の存在意義を明確に示す強いメッセージです。

啓発・支援・当事者コミュニティの形成という三本柱で活動している点も、里親制度の普及に向けた実践的なアプローチとして評価できます。

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センターが単なる里親登録の窓口にとどまらず、幅広い家庭支援の拠点として機能できるかも注目点

京都府南部里親支援センターが開設されたようです。

里親登録を検討する際の最初の壁は、制度の複雑さや「誰に聞けばよいかわからない」という情報へのアクセス困難です。

「里親ってなに?」「興味はあるけど実際どうなの?」といった素朴な疑問を気軽に相談できる場を地域に置くことは、その心理的ハードルを大きく下げる効果が期待できます。

センターの有効性は、どれだけ多くの住民にその存在が知られるかにかかっています。

開設しただけでは潜在的な里親希望者には届かないため、継続的な広報・地域への浸透が今後の鍵になります。

また、社会的養護には子育てに困難がある家庭を社会全体で支えるという意味も含まれているとされており、センターが単なる里親登録の窓口にとどまらず、幅広い家庭支援の拠点として機能できるかも注目点です。

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企業の制度だけでなく、地域の支援ネットワークや児童相談所との連携が不可欠

エレコムが従業員向け里親支援制度導入したというニュースがありました。

この取り組みは、里親制度の普及における現実的な課題に正面から向き合っている点で注目に値します。

里親登録には事前に研修や実習を受けるなど一連のプロセスを経る必要があり、時間・経済面で負担が伴う。

特に共働き世帯では仕事との両立が大きなネックになっているという指摘は、多くの潜在的里親が直面するリアルな壁です。

金銭的支援だけでなく、育児休業や短時間勤務を実子と同様に認める点は、制度的な「平等性」の観点からも重要です。

民間企業が里親支援に乗り出すことは、これまで行政や福祉機関が中心だった里親促進の取り組みに新たな担い手が加わることを意味します。

企業文化として里親への理解が広がれば、他企業への波及効果も期待できます。

一方で、金銭的インセンティブが里親登録の動機付けとして機能する場合、登録後の継続的な養育の質をどう担保するかが問われます。

また、里子との関係は長期にわたるため、企業の制度だけでなく、地域の支援ネットワークや児童相談所との連携が不可欠です。

制度の「入口」を広げることと同時に、「出口」(里子の自立や家庭復帰)まで視野に入れた支援体制が求められます。

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