エレコムが従業員向け里親支援制度導入したというニュースがありました。
この取り組みは、里親制度の普及における現実的な課題に正面から向き合っている点で注目に値します。
里親登録には事前に研修や実習を受けるなど一連のプロセスを経る必要があり、時間・経済面で負担が伴う。
特に共働き世帯では仕事との両立が大きなネックになっているという指摘は、多くの潜在的里親が直面するリアルな壁です。
金銭的支援だけでなく、育児休業や短時間勤務を実子と同様に認める点は、制度的な「平等性」の観点からも重要です。
民間企業が里親支援に乗り出すことは、これまで行政や福祉機関が中心だった里親促進の取り組みに新たな担い手が加わることを意味します。
企業文化として里親への理解が広がれば、他企業への波及効果も期待できます。
一方で、金銭的インセンティブが里親登録の動機付けとして機能する場合、登録後の継続的な養育の質をどう担保するかが問われます。
また、里子との関係は長期にわたるため、企業の制度だけでなく、地域の支援ネットワークや児童相談所との連携が不可欠です。
制度の「入口」を広げることと同時に、「出口」(里子の自立や家庭復帰)まで視野に入れた支援体制が求められます。
コメント
言の葉を届けるには入隊するか里に入る必要があります。